僧侶さんからの応援メッセージ

寺嫁さんをお迎えする側からのメッセージ

※あくまで、東京のお寺や神社の一人の意見です。お寺や神社の事情によって変わります

東京都品川区 寺院 折笠泰詮執事長からのラブコール

寺院の後継者の寺嫁さんを広く全国から紹介するサービスができることについては期待しています。
お迎えする側から主に一般家庭の女性にお伝えしたいと思います。

望ましい寺嫁さん像

A:望むことは人とのご縁を大切にできる人ですね。自分望むことは人とのご縁を大切にできる人ですね。自分と違う年代層の方と触れ合う機会もたくさんあります。その世代の考え方を理解する姿勢を見せられる人がいいですね。
そしてなにより宗教については嫁いできた宗派の宗教を受け入れて住職と一緒に手を合わせてほしいと思います。

両親との同居

A:皆さんのイメージでは結婚当初から住職の両親との同居になると思っておられる方が多いと思いますが、確かに一般家庭に嫁ぐよりは同居の可能性は高いかもしれません。
しかし最近では住まいを寺の近くに若夫婦だけで住むケースもあり、そこからお寺に通うといった事も増えてきています。
親世代も自分たちの経験や時代を考えて、子供には最初から同居ではなく近くや敷地の広い寺の場合は敷地内に家を建ててそこから通ってきた方がいいのではないかという若夫婦への配慮をされるお寺も多くなってきています。

旅行など

A:旅行は全くできないということもイメージとしてお持ちかもしれませんが、住職(親)が居られるので留守を頼んで旅行1泊や2泊の旅行は可能です。
これもお寺によりますが、住職になっていると一緒に出掛ける機会は減ると思います。

子育て

A:夫(住職)や両親が近くに居るので子供の世話や家事も手伝ってくれたりできるので一人で子育てを背負い込むことも無いと思います。
私は幼稚園のお迎えなどにも行ってます。妻が用事のある時は子供を見ながら仕事をしたりもしています。会社勤めよりも融通が利くことも多いかもしれません。

結婚式

A:結婚式は仏前結婚式になります。
しかし披露宴は夫婦で話し合って決められると思いますので、白無垢からドレスにお色直しは可能ですし、お寺の関係者が多くはなりますが、一般的な披露宴が出来ると思います。

結婚前の親との対面

A:嫁ぎ先の親(住職の両親)との対面ですが、本人同士が気持ちを確かめ合ったらお会いすることをお勧めします。お互いの気持ちが大切なのは一般的に変わらないと思います。
お寺の運営は思うほど簡単ではありませんが、寺庭婦人(若嫁)さんの力が発揮できるという点ではとても遣り甲斐があると思います。

東京都内 H神社 S宮司

寺と神社の違いについて

A:お寺と神社では様々な違いがあります。
1つ例を挙げるとお寺にはお墓があって檀家さんからの依頼で法事等を行いますが、神社にはお墓がないため氏子さんのほかに一般の方々との接点がお寺に比べて多くあります。なので収入の基盤や対応する対象に違いがあります。

神社へ嫁ぐにあたって向いている方

A:神社のお嫁さんには神主のサポートができる人であり、氏子さんとも上手にお付き合いができる人が望ましいですね。
現在未婚の神主さんがおられる神社に気立てが良くて、良く気のつくお嫁さんやお婿さんが来てくれると地域が活性化して地元の人や氏子さんも喜んでくれると思います。

両親とのお付き合いや同居について

A:神社の場合、同居の比率がサラリーマンに嫁ぐ方に比べては高いと思います。その意味ではお父さんやお母さんとの良い関係を築ける人が良いと思います。
神社の規模によってはお嫁さんは運営にはノータッチで事務員さんや業者さんに任せるところもあります。
小さな規模の場合には家族で行う場合も多いのでそこは最初に確認しておいた方が良いと思います。

神社の経営に携わるにあたって向いている方

A:お寺と違ってお墓の管理や法事から得る固定的な収入がない分一般の参詣者から収入を得る工夫をしなければなりません。
いろんなアイディアを凝らしてイベントや行事を行い神社の名を周知していく事に興味やファイトのある人なら生きがいも持てるかもしれません。
神社によっては経理は事務の担当者に任せている場合もありますので事前に確認をしておいた方がいいと思います。

後継者の神主さんやお勤めの神主さんについて

A:神社に勤務をしている神主さんもおられます。
こういう方に嫁げば神社の経営に携わる事はなく、一般のサラリーマンのお嫁さんと同じようにお給料の中から家庭のやりくりをする事になります。
一方後継者の神主さんに嫁ぐ場合は両親や夫である神主と一緒に神社の運営に携わっていく場合が多いようです。その点は出会った時に確認をしておくことをお勧めします。

シングルマザーの方との結婚について

A:中高年の場合これから子供を設けるというのが難しい場合もありますので一つの選択肢かもしれませんね。
親や氏子さんが受け入れてくれるかは確かにハードルがあると思いますがそこを乗り越えられる人柄を持った方が来ていただければ、しっかりとしたお嫁さんと後継ぎを同時に得ることができ、歓迎されるのではないでしょうか。

神社を訪問したときの判断の目安

A:まだご両親にお会いしていないので外部からだけで判断をするのは難しいかもしれませんが、境内の掃除がきちんとされているかというのが1つの判断材料になると思います。

神主さんとの交際や結婚を考えている方にアドバイス

A:これまでお話ししてきたように、規模や立地や両親や氏子さん達との関わりかたでわり方で神社の生活や運営は様々です。
ひとくくりにお話をする事は難しいですが、神社に興味と関心を持って様々な困難にも立ち向かえる人柄と意欲を持っていただくことが必要かと思います。
神主や家族と一緒になって盛り立てていく事に楽しみを感じて頂けると神社の嫁や婿不足の解消に繋がると思います。
その意味ではこのサイトで多くの方との出会いを叶えてくれることを願っています。